時無し4色


私が現役時に使用していた時無し4色の方針(寄せのポイント等)についてまとめておこうと思いました。
使用するのは主にC案(C包みを含む)と2色折で、A案は少なめです。各案の詳しい解説は各専門家の解説を参考にしてください。2色折はこのサイトでもそこそこ扱っています。
どんな感じの盤面が来たときにどんなふうにするというようにしているので、各項目で重複することがあります。


(1)非変換色が少ない(合計5組)のとき


使うのはC(11連鎖)と、C包(10連鎖)です。
まずは5組11連鎖。これは2,4,6列目に同色を縦に並べるため非常にわかりやすい基本の形となります。(fig.1-1)
1-1
逆に欠点として盤面に分散したものを1列に集めるため、遠くのものを一筆で寄せるには時間がかかります。
そこで使うのが「先寄せ」です。これは、一筆パズルに入る前に1,2個程度のぷよを先に動かしておくことで遠くのぷよを寄せる手順を省くこと、 または四隅など一筆で寄せづらい場所に予め入れておくことで一筆パズルを簡単にする効果があり、成功率を上げるテクニックの1つで今後も重要になります。
今回の場合先寄せで重要なのは、2列目で使う色を6列目に残さないこと、6列目に使う色を1列目に残さないことです。

たとえばfig.1-2の場合、6列目で使いたい緑2つが1列目にあり、このまま変換するとfig.1-3のようにバラバラになってしまいます。
1-2 1-3
そこで、fig.1-2の1列目の緑ぷよ2つをそのまま横に動かしてみるとfig.1-4、変換でfig.1-5です。明らかにfig.1-3より緑がまとまって見やすいですね。
1-4 1-5
次に掴む場所。今回は青をつかみ、2列目に青を8個並べたいのですが、この時考えるのが「並べる位置から一番遠くにあるぷよ」を掴むようにします。こうすると遠くのぷよを寄せる手順が1つ省略できます。今回は右下の青ですね。
ここまでこれば今までそれなりに全消ししてきた方ならかなりやすくなったのではないかと思います。
ここからの手順ですが、私の場合は1,2,6列目の順に並べることが多いです。今回のように少ない先寄せでここまできれいにしていた場合は先に6列目を縦に並べてしまうのもいいですが。
まず、上部か下部の1列目に使わない色があるところから入れて並べ(fig.1-6)、次に右サイドにある色を左に寄せ、(fig.1-8)(この時6列目に使いたい色を少し並べておくといいかも)、2列目の色を立てます。(fig.1-9)
1-6 1-8 1-9
次に、1列目を同様に並べます。(fig.1-10)この段階では正確な場所ではなく、上部だけ確定した置き方程度でも大丈夫です。9-6など最後にこの部分が狭くなる場合、先に固めておくと後が楽になります。
あとは3,4列目を並べ、6列目を調整すれば完成です。(fig.1-11)
1-10 1-11
稀に5-6-13など1-1-3組の場合がありますが5の色を掴み、2列目上にすれば大丈夫(fig.1-12)。
1-12

次に5組10連鎖。整地のわかりやすさから、使うのはほぼC包です。(fig.1-13)
1-13a 1-13b
5組10連鎖には、1-1-3組と1-2-2組の場合があります。時ありA主体の場合最初に躓くのが1-1-3組の10連鎖でしょう。
まずは1-1-3組。1組の色を1,6列目にわけるため整地がきれいです。しかしやはりこれも左右に分散している場合寄席に時間がかかること、さらに今回は6列目下の2つが狭くて入れにくいという問題があります。
そこで先寄せの優先は、6列目の色、6列目下に入れる色、です。(可能なら1列目にも触れたいが事故の原因)
fig.1-14の盤面で考えてみます。
1-14
fig.1-13の完成形を目指したいのですが、左右ミラーの形も選択肢になります。しかし今回は左上に青が2個あり、上部の3つはならべて一気に移動できるので1列目に青を寄せるのが早いと判断します。(このように一気に寄せるルートを見ておくのも時間短縮に有効です)
そこで掴むのは右下の青にすると、余るのは中央の青ですので、これを先に左に寄せます。(fig.1-15)
1-15
次に6列目下に赤を入れます。1列目の赤を動かし、変換。(fig.1-16,17)(緑を1つ右に動かせる)
1-16 1-17
上の青をまとめ(fig.1-18)、緑を右に寄せ(fig.1-19)れば、あとは簡単な2色盤面です。
1-18 1-19

1-2-2組の場合、たとえば7-9-11を考えてみます。11個を6-5と分けると、fig.1-20となり、1-1-3組と同じ形になるのがわかりますね。
1-20
この個数ならほぼこの形で決まりですが、7-10-10の場合10個はどちらを選択することもできます。
この時、右下、または左下に先に入っている色を分割することを考えると、寄せ量を減らしやすく有効です。(fig.1-21なら赤を6-4に)
1-21 1-21b
上部の青は先寄せの段階でもう1つ並べてしまってもいいでしょう。右の青をつかみ、青、赤を並べれば終わりです。(fig.1-22)
1-22


(2) 未定。


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