ぷよクエAC 2色折り4色全消し


概要

 4色で、2色折りを採用した飽和全消しを紹介、解説します。ある程度の全消し技術(個数把握、時止め整地、一筆、普通の時止め3色全消しが出来る程度)を習得していることを前提にしています。
 2色折とは… 左(右)の2列、16マスで2色を使う折り返しです。通常の鍵型折り返しでは3色を必要としますがこの折り返しに2色のみを使うことで残り32マスにある色数を減らし、スムーズな整地を行うことを目的としています。
また、この2色折りで7個等の端数を処理することで残りの個数をわかりやすくする狙いがあります。
 本来は5色用に開発され残りを3色盤面にするためのものでしたが、4色用に少し意味を広げました。なので本来の2色折りとは異なります。
 予め書いておくと、2色折り方針(以下、2oと書く場合有り ←masさんが命名?)は万能ではありません。いわゆるA案やC案で飽和になるものが2oでは飽和にならないものがあります。実際の適用率は5割程度というところです。しかし、A案やC案で複雑な整地、薙ぎを必要とするものも2oなら簡単にできるものがあります。私が2oを使おうと思ったのはC案が苦手だからです(笑)。



1.2色折りの形

2色折の形を紹介します。主に使うのは以下の4種類です。
・7-9型
一番よく使います。とりあえず覚えましょう。
7-9m 7-9a 7-9n
・6-10型
7-9の上1つを変えただけ、手順に変わりはないので省略。これもよく使う。
6-10m 6-10a
・5-11型
使用頻度は少なめ。10-11や11-11で使うことがある。手数を減らすために1つ離して置いておくのもあり。
5-11m 5-11a 5-11n
・8-8型
ほとんど使わない。私は左側の手順を使うが一般に広まっているのは右らしい。他にも考えたけど使いやすいものを使えばいいと思います。
8-8m 8-8a 8-8n 8-8bn



2.基本形

 まずは具体的にどんな形を使うの?という基本形の紹介です。
 通常の全消しでは基本形は11連鎖や12連鎖ですが、個人的に2oでは配色の関係で10連鎖を基本形としています。
 また、以下の説明では紫→黄へ変換、赤青緑の順に個数をx-y-zと表します。そのため少ない順になるとは限りません。実際に使う場合は色順を読み替えてください。
 
 
・7-13-9
7-13-9m 7-13-9a 7-13-9b

・基本的な考え方と手順
7-13-9k
(1).まず、図の黒枠部分に入る2色を決めます。20個になる組み合わせが基本となります。今回の場合、7+13=20となる赤、青を選びます。(20以外の場合は後述します)
(2).選んだ20個のうち、2o部分に使う16個を選びます。今回は赤が7なので必然的に赤7、青9を使用、残り青4は連鎖尾部分に置きます。7-9+4と考えると良いです。
(3).パズル開始。時止めなら、時3止め時間中に最低でも2oの16個は完成させ、連鎖尾の4つも置いてしまいましょう。そうすることで残り2色となりわかりやすくなります
(4).3列目(赤枠)に変換した一番多い色を縦に8個並べます。
(5).4列目(青枠)に残りの1色を縦に並べます。(4)と(5)は同時に進行するように心がけるとスムーズになります。
(6).整地が完成したら、縦に並べたものを分断するためにいわゆるKKK薙ぎを使い、各種折り返し個数に応じた手順で完成させます。(GIFアニメの通り)


 基本形が理解できていれば、残りはちょっとした応用で2o可能なものはほとんどできます。次は少し注意が必要な11連鎖を紹介します。



3.11,12連鎖と注意点


 11連鎖は一見簡単ですが、始めたうちは使えない場面で使う、置き場所を間違えるということがあるかと思います。
 2oの11連鎖に必要な条件は、非変換色が7組以上です。成功例と失敗例を載せます。左2つが成功、右2つが失敗例です。

7-13-12m 7-13-12m2 7-13-12out1 7-13-8out

・左1:基本に立てて6列目にも立てた形。KKK薙ぎでOK
・左2:上段をずらす、A案などでは基本の形。連鎖尾の薙ぎを必要としないため少し早い。
・右2:下段に置いてしまった場合。10連鎖。(青を上段にすることで11連鎖)
・右1:そもそも数が足りない(6組)。10連鎖。

 次に12連鎖。必然的に88折を使います。

8-12-12m

 12連鎖には8組必要で、実質8-12-12専用です。8-8-16は2oで組むと逆に手間がかかるためA案がおすすめです。(下図)
8-8-16A



4.2o使用色の選択


基本形では20個になる組み合わせのうち1色が7以下、もう1色が13以上のものを扱いましたが、実践では9-10-10のような8〜11で2-2-2組の出現が多くなります。

・20個の場合
 8-12,9-11,10-10の3つです。それぞれ、8+4、7+4、6+4と分けて4を連鎖尾に置きます。

8-12 9-11 10-10

・21個の場合
 8-13,10-11の2つです。9-12は7+5に分けると連鎖数が下がるので使えません。それぞれ、8+5、6+5と分けて連鎖尾に5個置きます。
10-11は5-11型を使用して10を5+5と分ける方法もあります。これは初期配置との相談になります。これらの選択については後述します。

8-13 10-11

・22個の場合
 8-14,11-11の2つです。9-13,10-12は連鎖数が下がります。連鎖尾に6個置きます。実際使うのは11-11がほとんどです。

8-14 11-11

・23個の場合
 8-15専用です。実際はもう1色の個数との関係であまり使わないですが。
8-15

・19個の場合
 20個より少ない場合です。9-10,8-11など。2o部分を1つ凹ませるのですが、特に7-9型を7-8とした場合に間違いやすいので注意が必要です。
 整地さえ気を付ければ基本形と同じ動きです。9-10は2種類あります。
9-10 9-10b 8-11

・18個の場合
 8-10など。まず使わないです。残り1色が11の時くらいしか使えません(さらにその場合10-11が安定です)。3列目上下色が同じでないとつながりません。(他のつなげ方もありますが)

8-10

19個、18個の2o欠損型はそのまま単全消しができないため間に合わないときの逃げ手段としては使いづらく、これしかない、これが最速と判断したとき以外はできるだけ使わない方がいいと思います。

Change log
2015/9/22 折り返しのみ公開。
9/23 基本形追加。
9/26 11,12連鎖追加。
10/4 色選択追加。

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